美味しいもの食べるのに、多少並ぶのは苦にならない。多少といっても人によってその許容範囲が違うし難しいところだけど、私は美味しかったらそれでよしと思う。
お店に駐車場の有無を聞きに行ったときには奥のテーブル席が空いていたみたいだけど、50メートルほど離れたコインパーキングに車を置いてお店に戻ったときは、すでにその席は埋まっていたうえに先約が一組できていた。「待つのが嫌い」とは聞いていたけど、その状態でお店に入ろうとした私の行動にちょっとむっとしたような気がして、待っている間学生さんばかりの店内を見ながら、自分たちの学生時代が懐かしくなって就職活動のことを思い出して話したりしたけど、怒ってないかな?って気になって上の空だった。
京都では有名なお店だし混み具合は予想していたけど、私たちのあとからひっきりなしにお客さんが入ってきて、待つために座っていた椅子は店内の真ん中まで延びるほど。でも、先に入っているお客さんの多くが終わりかけだったからすぐに順番が回ってくると思ったとおり、15分ぐらいして席に通された。並んでいる間に注文を聞かれていたので、すぐに食べられる体制になったけど、相手はまだ少し機嫌が悪そう。
出来上がった焼きそばを一口食べて、「これは美味しい!」と顔が緩んでほっとした。美味しいものは人を幸せにするなぁ。これでお気に召さなかったらと思うと、なんだかちょっと疲れてしまった。